歯科用語辞典

「ま」行の歯科用語

模型

模型とは、口の中の型を取り、それを石膏で固めて口の中を再現したものです。補綴物や入れ歯を作るために使用します。 また、形を見るだけではなく、噛み合わせを診るためのもの。

マイクロスコープ

マイクロスコープとは、手術用顕微鏡の事で歯科治療後の状態を見るために使用されます。 歯科治療では細かい作業が多くマイクロスコープを応用し、裸眼では確認しにくい場所を見て細かな原因を正確に把握し治療を行っていきます。 マイクロスコープには頭に装着して使う拡大鏡やルーペと呼ばれるものがある。年々普及率が上がっている注目の治療器具です。

埋伏歯

埋伏歯とは、歯が生えてくる時期を過ぎても歯が骨の中や歯肉の下に埋まっている歯の事。元々生えてくる予定の歯と、不必要な余分な歯が埋まっている場合がある。 顎が小さくて歯が生えてくるスペースが不足し埋伏してしまう事もあり、埋伏歯の中で最も多いのが第三大臼歯(親知らず)です。 他の歯が圧迫されて痛みを感じたり、歯並びが悪くなる等もあります。。レントゲン後の状況により合わせて治療を行います。

前歯

前歯とは、中切歯と側切歯の俗称で、上下左右で8本ある。

麻酔

麻酔とは、虫歯や抜歯など治療の際に使われるもの。鎮静・鎮痛効果がある薬剤を患部に注射して使用。 細い針を使って歯肉や歯の根元に注射をして、徐々に薬剤を染み込ませて歯の神経を麻痺させていきます。麻酔には様々な種類があり、表面麻酔(液状・ジェル状・又は麻酔薬を患部に塗布)浸潤麻酔(液状の薬剤を歯肉に注射)伝達麻酔(液状の薬剤を神経の元に注射)がある。

マニキュア

歯科におけるマニキュアとは、歯を簡単に白くするホワイトニング法の事で、歯に塗布して使うもの。 マニキュアは塗る事により歯が白くなり、ミュータンス菌からの保護の役目もある。成分はフッ素、天然樹脂成分、アビエチン酸などが配合。膜により細菌の感染や増殖を抑制します。 歯のマニキュアを使用する事で歯そのものに対しての影響はありませんが、歯が分厚くなってしまうなどのデメリットがある。

摩耗症

摩耗症とは、かみ合わせや咀嚼以外の歯に対する作用によって起こる症状で、過度なブラッシングや悪いかみ合わせ、歯軋り、噛みしめなどが原因で歯が削れて磨り減り、崩れやすい状態の事。 特に歯頚部に見られる事が多く、象牙質や歯肉がボロボロになり、摩耗が進行すると知覚過敏を引き起こす。 摩耗症を予防は、正しいブラッシング法を行い、研磨剤が入った歯磨き粉の使用はさける。